中古マンションを購入して、自分好みにリノベーション。
「コストを抑えて理想の住まいを手に入れたい」と考える方にとって、非常に魅力的な選択肢です。
しかし実は、多くの方が**購入時に見落としがちな“リノベーションの追加費用”**で、後悔をしているのをご存知でしょうか?
当社にも、「リノベ前提で中古物件を買ったが、予算を大幅にオーバーしてしまった」というご相談が数多く寄せられています。
このコラムでは、リノベーションのプロの視点から、中古マンション購入時に見落としやすい費用や注意点をわかりやすく解説。
これから物件を探す方はもちろん、すでに購入を決めた方にも、予算オーバーのリスクを減らすヒントをお届けします。
中古物件には、新築にはない魅力がありますが、同時に「見えないリスク」も潜んでいます。
築20〜30年を超える物件では、給排水管や電気配線が劣化していることも。
見た目はきれいでも、工事中に「このままだと漏水リスクがあります」と指摘され、配管交換で50万〜100万円の追加費用が発生するケースは少なくありません。
「アイランドキッチンにしたい」「壁を取り払って広いリビングに」など、希望の間取りが構造や配管の制限で変更できないことも。
設計変更や施工費の増額で、想定外のコストが発生するケースが多く見られます。
IHクッキングヒーターや大型エアコンなどを設置する場合、電気容量の増設が必要になることがあります。
分電盤の交換や電力会社への申請費などを含め、10万〜20万円の費用がかかることも。
古い物件では、フローリング下にアスベストを含む建材が使われている可能性も。
こうした場合、特殊な解体処理が必要となり、処分費が当初見積の1.5倍以上になることもあります。
マンションは共用部分の修繕計画が存在します。
購入直後に大規模修繕が予定されていると、10万〜数十万円の一時金徴収が発生する可能性も。
必ず購入前に「管理組合の修繕計画」「積立金の状況」をチェックしておきましょう。
第三者の専門家による住宅診断を実施すれば、事前に設備の劣化状況や構造上の制約を把握可能。
費用は5万〜10万円程度ですが、将来的な数十万円の出費を防ぐ保険になります。
気になる物件が見つかったら、リノベ会社に内覧に同行してもらうのも有効です。
弊社でも、リノベ前提の中古マンション購入をご検討の方には、プロの目線で物件調査を行っています。
リノベーション費用に対して、10〜20%程度の「予備費」を確保しておくことがポイント。
万が一、想定外の工事が発生しても慌てることなく、対応できます。
中古マンション+リノベーションは、間違いなく魅力的な住まいづくりの選択肢です。
ただし、目に見えないコストやリスクを正しく把握し、備えることが成功の鍵となります。
当社では、古いビルやマンションのリノベーションに特化し、
物件選びから設計・施工までをワンストップでご提案しています。
「この物件、リノベできるかな?」
「この予算で本当に可能?」
そんな不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
プロの目で物件を診断し、“想定外”のないリノベーションをお手伝いします。
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