ターゲット

設備の導入をする際、ポイントは単身者やファミリー層だけでなく、学生や社会人、カップルなど、ターゲットを明確にすることです。

例えば学生の場合、家賃を抑えたいと思う人も多いので設備を充実させて家賃を高くすると、学生から敬遠される可能性があります。

そのため、設備の導入を検討する際には、ターゲットを明確にしてからターゲットのニーズを踏まえ、家賃とのバランスを考慮する必要があります。

エリアのニーズ

賃貸物件と同じエリアではどのようなニーズがあるのでしょうか。

近隣の物件にどのような設備が導入されているのか、賃貸物件の検索サイトを利用して確認してみましょう。

ライバル物件と差別化するために魅力的な設備を導入することも重要ですが、入居者が選択肢を絞る際に基本的な設備を整えることは大切です。

例えば、単身者向けのマンションが中心のエリアでは基本的な設備としてオートロックがないと集客力に影響してしまいます。

家賃とのバランスを考えるためにも、エリアのニーズや周辺物件の設備状況を詳しく調査しましょう。

それによって、入居者の求める設備とのバランスを見つけることができます。

単身者・ファミリー向け共通の人気設備

・インターネット無料

インターネットは日常生活に欠かせません。

自宅にWi-Fiを導入する人も増えているため、インターネットの設備が整っていれば自分で工事依頼をする手間が不要なため人気です。

・エントランスのオートロック

オートロックがあれば入居者以外の出入りは自由にできません。

そのため不審者や訪問営業などが玄関前まで来ることなないため安心なので特に単身者には人気です。

・宅配ボックス

ネット通販需要が多くなった今、不在時にも荷物を受け取ることができる宅配ボックスは便利です。

単身者向けに人気設備

・高速インターネット

リモートワークが増えたこともあり、高速インターネットは人気です。

速度が遅いと動画視聴やオンラインゲームができないなど、日常生活が不便なため高速インターネットが求められています。

・24時間利用可能ゴミ置き場

単身者の場合時間を気にせずに生活ができる24時間利用可能なゴミ置き場も人気です。

ファミリー向けに人気設備

・追い炊き機能

ファミリー層では追い炊き機能が人気です。

家族の場合、入浴時間はそれぞれ違うのでファミリー向けの物件の場合には追い炊き機能が求められます。

・システムキッチン

ファミリー層は料理を作ることが多いので、お手入れのしやすいシステムキッチンは人気があります。

単身者向け物件では、生活のしやすさが重視されます。

一人暮らしで忙しい人にとっては、時間を気にせずに利用できる宅配ボックスやゴミ置き場は便利です。

また、ゆったりと身支度ができる独立洗面台も人気を集めています。

単身者向け物件では、自分目線で生活のしやすさを意識する傾向が見られます。

ファミリー層では家族の安心と住みやすさが重視されます。

システムキッチンやホームセキュリティーも人気の設備です。

システムキッチンはお手入れのしやすさや安全面が考慮された設計が多く、家族の料理や小さな子どものいる家庭にとって重要なポイントとなります。

また、ホームセキュリティーでは住まいの安心感を向上させることができます。防犯センサーや防犯カメラ、オートロックなどを備えることで、家族の安全をサポートしてくれます。

いかがでしょうか？

賃貸住宅の設備投資には、周辺物件や家賃の検討が重要です。

ターゲットを明確にし、費用対効果を考え周辺物件の状況をみながら導入する設備を検討しましょう。