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マンション売却査定のチェックポイントとは?

  • 2022.12.10

マンションを売却する際、「いくらで売れるのか」査定価格を不動産会社に見積依頼します。不動産会社は、どのようにして査定価格を見積もるのでしょうか?
同じ売るならできるだけ高く評価されたいですよね。
売却査定のチェックポイントがわかれば高評価につながるかもしれません。
今回は、マンション売却査定のチェックポイントをまとめました。

マンション売却査定の種類

マンションの売却査定には、机上査定(簡易査定)と訪問査定があり、最近では簡易査定の1つとしてAI査定も増えています。

 

AI査定

スマホやパソコンを使いフォームに入力するだけで、AIの自動シュミレーションにより簡単に査定ができます。

匿名で査定ができるので、不動産会社から連絡が来ることもありません。

類似物件の過去の取引データから算出しますが、メンテナンスやリフォーム状況などが加味されないため物件個別の情報は反映されにくいので、価格は参考程度に捉えておきましょう。

売却の目安を参考程度に知りたい場合におすすめです。

 

机上査定

売却予定のマンションを見ることなく、近隣の売却事例などの不動産データを基に簡易的に査定をする方法です。AI査定とは違い不動産会社が査定をするため数日かかり、査定結果は電話やメールなどで報告されます。

不動産会社の実績や経験により査定価格は異なるので複数の会社に依頼しましょう。

売却に向けて複数の不動産会社の意見を聞きたい場合や、マンションの相場価格を知りたい場合におすすめです。

 

訪問査定

訪問査定は、机上査定に加えてマンションのお部屋の状況や環境も確認するのでより正確な査定額を算出できます。

訪問査定は机上査定で相場を確認してから、信頼できそうな不動産会社に依頼しましょう。

売却を具体的に予定している場合、成約価格に近い価格を知りたい場合は、訪問査定がおすすめです。

マンション売却査定のチェックポイント

 【マンション情報】

・立地条件

徒歩圏内に駅、バス停があると需要が高いため高評価になります

周辺に商業施設、学校、病院などがあるかなど

 

・接道状況

道路への出入り状況

土地と接道している道路が狭い、私道などの場合は購入希望者がみつかりにくいため査定価格が下がる可能性があります

 

・築年数、構造

築年数は査定の重要ポイントです。

築古物件はほとんどの場合建物の価値は下落していきますので査定価格も下がる可能性が高くなります。

新耐震基準か旧耐震基準、耐久性や騒音対策などが評価のポイントになります

 

・管理状況

管理組合が機能しているかどうか、マンションの管理状態も重要なポイントです。

管理規約や修繕工事の履歴、管理費や修繕積立金が適切かどうかも査定の対象になります。

 

・間取り、住居位置

専有面積と間取りはターゲットにより変わってくるので査定の重要ポイントになります。

マンションの場合、階数が高く景観が良い部屋は高評価になります

 

・設備

水まわりのグレードが高い、浴室乾燥や床暖房など生活に便利な設備があるかどうかが高評価のポイントになります

 

・施工・販売会社

マンションの施工会社と販売会社、それぞれの信頼性と財務状況もポイントです。

大手で経営が安心していると、手抜き工事や欠陥の心配が少なく、万が一の場合でもしっかり補償が受けられるという安心感があるので、高評価になります。

 

【競合物件】

競合物件とは、同じマンションの別の部屋や条件が似ている物件のことです。

競合物件がいくらで売り出されているかも大きなポイントです。

競合物件の価格が適正とは限らない場合もありますが、自分の物件状態が良くても査定額に影響を及ぼす場合があります。

 

マンションの査定を依頼する前に準備すること

・マンションの資料と情報の整理

間取り図、重要事項説明書、売買契約書、管理規約・使用細則が必要です。

その他、マンションのパンフレットやマンションに関する書類があれば集めましょう。

また、住み心地(眺望や日当たりなど)や周辺環境など情報を整理してくのもポイントです。

物件のプラス面だけでなくマイナス面も伝えておくと後々のトラブルの防止にもなります。

 

・掃除と片付け

家をピカピカに掃除する必要はありませんが、不動産会社の人が査定するため家の中を見やすいように最低限の掃除と片付けはしましょう

しかし、購入希望者が内見する時はしっかり掃除と片付けが必要です。

家の中が散らかっていて第一印象が悪いと、購入意欲が下がってしまいます。

古いからといって設備の取り換えや壁紙の張替えなどリフォームは不要です。

リフォームをして家の中はキレイになり売りやすくなるかもしれませんが、リフォームの費用が売却価格に上乗せできるとは限りません。

また、最近は中古マンションを自分でリノベーションするケースも多いので、リフォームをしなくても売りにくくなるというわけではありません。

 

・相場をチェック

周辺のマンションの売り出し状況、条件が似ているマンションなど競合物件の相場をチェックしましょう。

いくら自分のマンションの状態が良くても競合マンションの相場が安い場合、査定価格に影響する場合があります。

 

 

手軽にマンションの査定価格を知りたい場合、一括査定が便利です。

1社だけの査定価格では、その価格が妥当なのかがわかりにくいので最低でも3社を比べましょう。

査定価格は高いだけで決めてはいけません。

高い査定金額をうのみにして売り出してもなかなか売ることができず、後から値下げをしなくてはならない場合もあります。

査定価格はしっかり内容を確認し、信頼できる不動産会社を選ぶことが売却をスムーズにするポイントです。

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