マンションは立地や内装などの他、階数や階層を選びます。
また同じエリアでも高層マンションと低層マンションでは、住環境が大きく変わってきます。高層と低層ではどちらが住みやすいのでしょうか。
それぞれのメリット・デメリットを比較しながらマンション選びのポイントを解説します。
低層マンションと高層マンションの違いとは何でしょうか?
法律では明確な区別はありませんが、一般的には1~5階建ては低層マンション、6~20階建ては高層マンション、20階以上は超高層マンションと言います。
建築基準法で31m以上の高さ(およそ6階建ての高さ)まではエレベーターの設置義務がないこと、60m以上(およそ20階縦の高さ)には特別な規定があるため、それが区分分けの理由のようです。
また超高層マンションはタワーマンションとも呼ばれ、5階建て前後のマンションは中層マンションとも呼ばれています。
高層マンション
・メリット
高層マンションは、駅近など利便性の高いエリアにあることが多いのが特徴です。
価格は高くなりますが高層階ほど眺望は良くプライバシーも守られるので人気があり、日当たりや風通しが良いのも大きなメリットです。
高層マンションは規模が大きいため、コンシェルジュサービス、ゲストルーム、パーティルーム、フィットネスなど共用施設が充実しているのが魅力的です。
また一定の高さの階を超えると虫も来ないので窓を開けても虫の心配はありません。
・デメリット
高層マンションのデメリットは、地震などで停電した時にエレベーターが停止するため高層階ほど不便になり、朝の通勤時などエレベーターの台数が少ないと混雑するなど生活導線が不便に感じる場合もあります。
また免震マンション以外は、高層階ほど地震や風の影響を受けるため揺れが大きくなるので注意しましょう。
マンションによって窓を開けられない、洗濯物が外に干せないことあります。
共用施設が充実している分、管理費が高くなるのがデメリットです。
低層マンション
・メリット
低層マンションは、基本的に戸建てが多いエリアにあるため落ち着いた住環境にあるので、落ち着いた住環境がメリットです。
総戸数もあまり多くないため住民同士のコミュニティが築きやすく、高層マンションのようなエレベーター待ちも少ないため生活導線のストレスがありません。
地上に近いため、地震などの災害時も避難しやすいので安心です。
1階なら庭付きの場合もあり、ガーデニングや子供たちの遊び場としても便利です。
・デメリット
低層マンションは、落ち着いた住環環境にあることが多いので駅や商業施設から離れてることが多く、小規模マンションの場合は、共用施設やサービスが充実していないマンションもあります。
低層マンションに多い「壁式構造」の場合はリフォーム時に間取り変更の自由度が低いので構造面では注意が必要です。
また小規模マンションの場合は、大規模修繕工事費などの負担が大きくなる傾向があります。
低層マンションは、立地によっては外からの視線や車などの音が聞こえやすいのがデメリットになります。
高層マンションと低層マンションどちらが住みやすいのでしょうか?
「どのような暮らしをしたいか」がポイントです。
高層マンションが住みやすいポイント
交通の利便性が良いところに住みたい
眺望が良い
騒音のない静かな暮らし
マンションの共用施設(コンシェルジュサービス、ゲストルームなど)の充実
低層マンションが住みやすいポイント
災害時でも避難がしやすいので安心
エントランスから玄関までの距離が短いため生活導線が快適
総戸数が少ないのでコミュニティが築きやすい
共用施設が少ない分、管理費が抑えられる
また資産価値は、高層マンションは利便性の良い場所、共用施設や管理体制が充実しているので比較的売却しやすいと言われていますが、管理状況がポイントになります。
低層マンションは、場所により価値が左右されるので利便性が良いかどうかで資産価値が決まります。
いかがでしょうか。
将来のライフスタイルなどを考慮して自分の理想を検討してください。
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