中古マンションの購入を検討している場合、「内見」をして実際に室内の状況を確認することができます。
購入後に後悔しないためにも、「内見」は重要です。
中古マンションは、新築とは違い同じ築年数でも管理状況により差が生じます。
今回は内見時のチェックポイントについて事前準備から解説します。
内見前に不動産担当者に確認しておくこと
・売却理由
売却の理由はさまざまです。広い家への買い替え、転勤などによる買い替え、またご近所トラブルなどネガティブな場合もあります。
特に、周囲とのトラブルや事件・事故などの有無は必ず確認しましょう。
・空室確認
同じマンション内で他に売却予定の部屋がないか確認しましょう。
条件が似た部屋がより安い価格で販売されているかもしれません。
また、あまりに空室が多い場合はマンションの管理体制や住民トラブルなどの可能性があります。
・修繕計画や修繕積立金の状況
マンションの寿命をより長くするためには適切な修繕が必要です。
修繕計画はきちん立てられているか、また修繕には多額の費用がかかるため修繕積立金の滞納はないか確認しましょう。
・マンション管理規約の確認
ペットを飼っている方は飼育制限がある場合があるので事前に確認しましょう。
またリノベーションを検討している場合は、内装工事関してマンション管理規約があることが多いので事前に確認しましょう。例えば、工事の1ヶ月前に申請を提出が必要、床材は防音機能指定など購入後にトラブルにならないためにも確認が必要です。
・周辺環境
周辺のお店、学校、病院、最寄り駅までの交通手段なども確認しましょう。
内見前の準備
・チェックリストの作成
当日質問したいことがたくさんあっても、いざその場になると忘れてしまうかもしれません。売主や不動産会社に質問したいことはリスト化するのがおすすめです。
・使用予定の家具のサイズを確認
使用予定の家具や、テレビや冷蔵庫などの大型家電のサイズを測っておきましょう。
内見時に配置可能か確認できます。
ベッドなどの大型家具はエレベーターのサイズなど搬入経路も確認しましょう。
お部屋のチェックポイント
・部屋のサイズ
部屋のサイズを確認することで、自分の家電や家具などのレイアウトがイメージできます。
サイズの大きいものは搬入方法も確認しましょう。
またエアコンやコンセントの位置なども確認しておくとレイアウトを決めやすくなります。
・水まわりと生活導線
キッチンや浴室などの水まわりのスペースや生活導線は使いやすいか。
またそれぞれの使い勝手や使用年数や状態も確認し、不具合がないか交換が必要なのかどうかも確認しましょう。
・部屋の仕様や窓の位置など
壁や床のキズや歪み、ドアや窓の開閉がスムーズかどうか。
防音性は問題ないか、眺望や風通し、日当たりなども確認しましょう。
周辺施設
駅からのルートや通学路は歩道や街灯、人通りが少ない場所はないか。
商業施設や病院などのアクセス、公園など周辺環境をチェックしましょう。
また再開発予定などのチェックも忘れずに。
内見時、部屋の大きさや不具合などを確認することも重要ですが、自分の実際の生活をイメージすることがポイントです。
また質問をしたくても、その場になると忘れてしまうこともあるのでリスト化しておくことがおすすめです。
内見は何度もできるものではありませんので、写真や動画撮影をしましょう。
中古マンションは一点ものです。
良い物件ほど売れるのは早いので、検討している間に他の人が契約をしてしまうこともありますので、内見で確認漏れがないようにしっかり準備しましょう。
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