リノベーションとは、既存の物件を、暮らしやすく、今の生活スタイルに合わせた改修工事のことをいいます。
間取りの変更や、使いやすい新しい設備に交換するのももちろんですが、耐震補強や断熱性の向上を図るのも大切な作業です。
住む人のライフスタイルに合わせて設計できるのがリノベーションの魅力でしょう。
築年数が古くても、使いやすいおしゃれなリノベーション済物件が人気です。
今、人気のあるリノベーション物件の設備や、コロナ禍における働き方の変化に合わせて需要が増えているデスクワークに特化したお部屋などをご紹介いたします。
現在、日本のマンションは建築基準法という法律により、「居室の天井高は2.1m以上」と定められています。
新しく建てられたマンションなどは、2.5mくらいの天井高の物件が多くなっており、マンションによっては、2.6m以上の場合もあります。
しかし、築30年以上の古い建物では、居室の天井が2.2~2.3mのものが多いです。
同じ広さのお部屋でも、天井高が違うと狭さを感じるものです。
マンションの天井の構造の種類は、直接仕上げを施している天井を「直(じか)天井」といい、天井裏に空間がある仕上げを「二重(にじゅう)天井」といいます。
天井裏に空間がある二重天井なら、天井の高さを出すリノベーションが可能です。
二重天井の空間には、配線や配管が通っています。
この空間を狭くしたり、なくして配線などを露出させることによって、天井を高くすることができます。
直天井の場合は、空間がないので天井を高くすることはできません。
天井を高くして、さらに空間を有効活用できるロフトを設置するのはいかがでしょうか?
オーナーさんにとっては、、建築基準法の関連法令で「居室」にみなされないため、固定資産税算出の対象とならないので、税金面で有利に空間を広くすることが可能です。
入居者さんにとっては、オシャレな上に、収納が増えるというメリットがあります。
ロフトは設置するにあたって、法律上「小屋裏物置等」に位置付けされますので、高さは1.4mまで、面積はそのフロアの床面積の2分の1までと定められています。
この規定を守らずにロフトを増設すると違法建築になってしまいますのでご注意ください。
コロナ禍もあり、働き方が多様化する今、自宅を仕事場とするワークスタイルが広がりつつあります。
「soho」という”Small Office Home Office”自宅を仕事場とするワークスタイルは、「オフィス」ではなく、あくまでも「居住」に仕事場がある物件のことをいいます。
最近はこの「soho」物件の需要が増えてきています。
物件は、「居住用」と「事業用」で契約や税金、保険も変わります。
Soho物件はあくまでも居住用の契約となるため、看板を出すことや、不特定多数の外部の人の出入りは不可になります。
Soho物件の場合、ネット回線の速さはとても重要になります。
電気のアンペアの容量も余裕をもった設計にする必要があるでしょう。
また、間取りもポイントになります。
居住スペースと仕事のスペースがしっかり分かれていると仕事に集中できます。
また、たまの来客があった時のことを考え、トイレへ行くときに居住スペースを通らないか?手を洗う時に、脱衣所スペースを使わなくて済む設計か?なども配慮が必要です。
あくまでも居住用物件ですので、住みやすさを損なわない設計を心掛けましょう!
今の住居を手放さず、仕事部屋、書斎、趣味に没頭するシンプルな別宅・サブハウスを検討する方が増えています。
在宅ワークにより自宅で仕事をしなくてはならないが、どうしてもスペース的に狭い。日中も家族がおり、家で仕事をするのが厳しいなどの理由で、毎日カフェやフリースペースを探して外に出なければならない環境の方も多いからです。
自宅からアクセスがしやすく、必要最低限のコンパクトな賃貸物件は、ワンルームなどで良く、細かい間取りやこだわりの設備も必要ないため、サブリース契約で活用しているオーナーさんも多いです。
コンパクトルームの設備としては、簡易なユニットバス・トイレ、ミニキッチン、エアコン程度でOKです。
借り手側も、自宅とは別の作業場の為、シンプルで家賃が安く済む、引っ越しの手間がかからない、住民票を動かさなくて良いなどのメリットがあるため、気軽にサブハウスをスタートすることができます。
趣味などで荷物が多い方は、クローゼット兼趣味を楽しむ別宅として利用する方も多いようです。
今回は、人気のリノベーション物件をご紹介しました。
間取りにも流行りがあり、一昔前の個室が独立したものでなく、今は広いリビングが人気…など。
築古物件でも、間取りを一新して新たな価値を生み出すのがリノベーション済物件の良さでもあります。
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