内見に訪れた入居希望者は、居室だけでなく、共用部分もチェックしています。
居室がキレイでも、散らかったゴミ置き場、薄暗いエントランスなど目につく共有部の印象が悪ければ入居を躊躇うでしょう。
共用部分のリフォームも、室内同様空室対策への影響がとても大きいです。
空室対策になる共用部分のイメージアップリノベーションについて考えてみましょう。
共用部分とは、どこのことをいうのでしょうか?
該当する一例を挙げてみます。
・エントランス
・エレベーター
・廊下、階段
・玄関ドア
・ベランダ
・駐車場
・駐輪場
・集合ポスト
共用部分は入居者が管理するのではなく、管理組合やオーナー様が管理をする箇所になります。
点検、整備、壊れた時は修繕や、清掃などの日々のメンテナンスが大切になります。
共用部分の改善を行うと、物件全体の価値を向上させる効果があります。
古築物件でも、居室だけでなく共用部分のリフォームをすると空室改善の効果が期待できます。
次項では空室対策として効果的な共有部分のリノベーションをご紹介します。
目につく共用部分のリフォームは空室対策につながります。
入居者の日々の生活が垣間見えるので、内見者は共用部分を見て物件の良し悪しや、建物の管理状況などを判断することができるからです。
日々の丁寧な清掃やメンテナンス、入居者へのルール徹底の呼びかけはもちろんですが、見た目も清潔感があり、使い勝手の良いリフォームをオススメします。
エントランス
エントランスは明るく清潔にしましょう。
照明を白昼色から電球色に変えると柔らかい雰囲気が演出できます。
夜間はライトアップすると、明るいエントランスは防犯性を高めるので印象もよくなり、一石二鳥です。
エントランスの外構も、シンボルツリーを植えたり、グリーンを植えたりすることで、物件の第一印象がUPします。
ゴミ置き場
ゴミ置き場は、ゴミが目につきにくいような工夫が必要です。
収納ボックスや、ゴミ捨て場をルーバーパネルで覆ったりするとスッキリ衛生的になりますね。
生活スタイルが多様化しているため、ゴミ出しは24時間できるのが良いでしょう。
ゴミ出しのストレスが減ると入居者に喜ばれます。
駐輪所
自転車が乱雑に置かれていると、管理が行き届いていない物件という印象になります。
駐輪場は場所を確保するだけでなく、床に白線を引き、番号を振って入居者に割り振ると整頓されるようになります。
また、駅近くの物件の場合、入居者以外の人が勝手に自転車を停めるのを防ぐためにステッカーなどで所有者を明確にすると良いでしょう。
バイク置き場
バイク置き場は条例で設置が義務ついていないため、設置していない物件が多いです。
そのため、バイク置き場は意外と空室対策に効果を発揮します。
宅配ボックス
1Kや1DKなど、単身者向けの物件の場合、日中は宅配の荷物を受け取れない人が多いです。
再配達をするのも一苦労というお話しもよく聞きます。
ネットショッピングが当たり前になり、宅配を利用する機会も多くなっています。
最近の新しい賃貸物件は、宅配ボックスが付いているのが標準化とされつつあります。
そのため、築古物件で宅配ボックスがない物件は、物件選びの時に選択肢から外されてしまう場合もあります。
最近は、後付けで設置ができるタイプも増えているので、ぜひ設置を検討してみてはいかがでしょうか?
荷物の受け取りの負担を減らすことができるので、入居者に喜ばれる設備です。
セキュリティーの強化
セキュリティーを強化すると空室対策効果になります。
具体的には、オートロックや防犯カメラ、人感センサーライト、モニター付インターホン、玄関扉のダブルロックなどがセキュリティー対策となります。
エントランスに集合玄関がある物件は、オートロック等のセキュリティーが強化しやすいです。
集合玄関がない物件の場合、門扉を設置してオートロックを作るのもオススメです。
また、階段や駐輪場にも防犯カメラがあると、セキュリティー対策をしっかりしている物件というアピールになります。
トランクルーム
居室の収納が少なく、トランクルームを別で契約している人も多いです。
敷地内にトランクルームがあると、出し入れが楽でとても喜ばれます。
トランクルームは設置が簡易にできる設備なので、設置の場所がある物件にオススメです。
いかがでしょうか?
共用部分のリフォームや、改善は空室対策にとても影響があります。
キレイなエントランスやゴミ置き場、整理されている駐輪場など・・・
入居者はもちろん、入居希望者にも良い印象を与え、安心して暮らすことができます。
共用部分は、必ず目に留まります。
そして、オーナー様の気配りを示す場所になります。
お金をかけずとも清掃や、整理整頓などで改善できることも多いので、できることからだけでもぜひ着手してみてくださいね。
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