「インダストリアルテイスト」という用語を知っていますか?
「武骨」で「ヴィンテージ感」や「ユーズド感」のあるインテリアというと思い浮かべやすいのではないでしょうか?
わざと剥き出しにされた配管や、コンクリート打ちっ放しの壁など、まるで工場のようなインテリアはオシャレなカフェやショップでも多く取り入れられていますね。
そもそもインダストリアルとは、「工業的」という意味を持っていて、機能性や実用性も高く評価されていました。
そのため、住居にインダストリアルテイストを取り入れるのは大変おススメです。
無骨でありながら味わい深く、幅広い世代に支持されているインダストリアルテイストについてご紹介しましょう。
インダストリアルテイストとは、直訳すると工業的なデザインという意味をもち、「工業的な無駄のないデザイン」として1920年代ごろにアメリカで誕生しました。
まるで工場や倉庫などのようにコンクリートやスチール材など、わざと素材感をむき出しにした武骨でかっこいいデザイン。
インダストリアルテイストを成功させるためには、面積の大きく、印象が強い壁や床、天井を工夫する必要があります。
一般的な真っ白な壁などでは、いくらインテリアにインダストリアルテイストを取り入れてもしっくりきません。
たとえば、壁はコンクリート打ちっぱなしなどがおススメです。
インダストリアルでかっこいい、無機質で武骨な雰囲気を演出できるのはもちろん、クロスを張る工程をしなくてよいのでコストカットにも繋がります。
ただ新しいきれいなだけの一般的なリノベ済物件と比べても、コンセプトのあるオシャレなリノベ済物件は人気があります。
武骨で無機質、カッコいいイメージの「インダストリアル」は最近人気のインテリアテイストのひとつです。
前述したとおりインダストリアルテイストは、工場や倉庫のような雰囲気のインテリアを言います。
具体的には、鉄骨造を活かし、打ちっぱなしのコンクリートの躯体や、むき出しの配管、スチールやステンレスなどを使うとクールな雰囲気を演出できます。
また、上記のような無機質でクールな建材に、ユーズド感のある古い木材やレザー、などを組み合わせることで温かみも感じさせることができるのもインダストリアルテイストの特徴です。
インダストリアルテイストは、「古さ」も味になるので新築の物件よりも、中古物件のリノベーションで叶いやすいインテリアテイストです。
【打ちっぱなしのコンクリート壁】
クロス張りではなく、コンクリート打ちっぱなしや、塗装仕上げがインダストリアルテイストに向いています。
モルタル塗装や、一面だけアクセントにレンガ張りにしたりするのもオシャレで面白いですね。
【配管むき出し天井】
工場や倉庫のような雰囲気にするために、わざと天井もコンクリートの躯体現しで、換気ダクトや電線管など、配管をむき出しにするのが特徴です。
【床】
床はモルタル仕上げや、無垢材や、ダークトーンのフローリング材が相性が抜群です。
ヘリンボーン張りなどもインダストリアルテイストにマッチしますね。
【洗面台やキッチン】
洗面台やキッチンは、ステンレス素材を使用するのもポイントです。
ステンレス素材は汚れも付きにくく、衛生的でサビにも強いので水回りにはピッタリです。
古い建物の洗面所などは、もともと配水管がむき出しになっていることがありますが、これもうまく利用するとインダストリアルテイストにしっくりきますよ!
【窓】
インダストリアルテイストには、カーテンよりもブラインドの方がおススメです。
カーテンは柔らかい印象を与えてしまい、インダストリアルテイストの雰囲気に合いません。
リノベーションの際は、カーテンレールではなく、ブラインド設置をおススメします。
いかがでしょう。
スケルトンリフォームで、露わにした鉄骨造を活かし、天井・床・壁・設備などの素材感を意識すると、インダストリアルテイストを取り入れやすくなります。
しっかり土台ができると、家具などを多用しなくともオシャレなインテリアが簡単に叶いますね。
インダストリアルテイストを意識する場合、照明は天井付のシーリングタイプより、吊り下げのペンダントタイプをおススメします。
シェードはブラックやスチールなど、キラキラしてしないものを選ぶとよいでしょう。
電球がむき出しで、ガードがついているような照明もイメージに合います。
実際に、工場や倉庫で使われている照明はアイアンやスチールが多く、余計な装飾はないシンプルでタフな器具が多いですよね。
部屋の明るさが足りないという場合は天井にダクトレールを取り付けて複数のライトをぶら下げると、照明の光源が混ざり合い、陰影ができてステキな空間を演出します。
照明のデザインと光の種類は、お部屋の印象を大きく印象つける大切なポイントになります。
今回は、古い物件でも、そのレトロさを活かせるインダストリアルテイストなリノベーションについてご紹介しました。
物件をお探しの皆さまにこちらのコラムがお役に立ちましたら幸いです。
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