近年、「人生100年時代」という言葉をよく見聞きしますよね。
「人生100年時代」とは寿命が延びているということだけでなく、ライフプランや働き方にも大きく影響します。
そして人生に一生ついてまわるのは「住まい」であり、「持ち家か賃貸か」どっちがいいかというのが気になるところです。
それぞれのメリット・デメリットは人によって違います。
自分が「持ち家なのか賃貸なのか」どちらに向いているのか考えてみましょう。
持ち家が良いのか、賃貸が良いのかさまざまな視点から比較してみましょう。
【お金】
・住居費
(賃貸)家賃、管理費・共益費
(持ち家)住宅ローン、管理費、修繕積立金
・その他
(賃貸)更新料 火災保険料
(持ち家)固定資産税、都市計画税、不動産所得税、修繕費・リフォーム費、火災保険料
賃貸より購入(持ち家)のほうが費用がかかるように感じますが、賃貸はオーナーに100%支出になりますが、購入(持ち家)の住宅ローンは自分の資産になっていくお金です。資産と言っても、価値は変動するので将来的な価値はわかりません。
【住み心地】
建物の構造やセキュリティ、設備の充実度など住環境に違いはあるのかを比較しましょう。
・内装、間取り、生活導線はライフスタイルにあっているか
・設備(セキュリティ、防音性、気密性、共用施設など)
【資産性】
売却や賃貸というメリットもありますが、災害リスクも観点に入れましょう。
【ライフスタイル】
ライフスタイルが変わった時に柔軟に住まいを変えることができるか。
仕事などで転勤、転職、退職や家族構成の変化による引っ越しする可能性がある場合柔軟に動ける方が評価は高くなります。
また安心して老後をむかえるにはどうしたら良いのかも考えましょう。
【賃貸のメリット】
・メンテナンス費用がかからない
設備や内装の劣化はオーナーの負担になるのでメンテナンス費用はかかりません
・簡単に住み替えできる
転勤や転職、家族構成が変わりもっと広い家に住みたいなどライフスタイルの変化があった時に簡単に住み替えできます
・住居費を調整できる
不測の事態により家計が悪化した時など、家賃の安いところへ引っ越すなど調整ができる
【賃貸のデメリット】
・一生家賃を払う
持ち家の場合はローンが完済すれば支払いはありませんが、賃貸は一生家賃の支払いがあります。
・間取りや内装を変更できない
借主が自由にリフォームなどをすることはできません。
・高齢者は契約が難しい
家賃を払えなくなるかもしれなどのリスクなどから賃貸契約を敬遠されることもあります。
【持ち家のメリット】
・資産になる
購入した家や土地は資産になります。将来のいざという時、賃貸や売却などが可能です。
・ローン完済後の費用が少ない
ローンが完済すればメンテナンス費用のみになるので、家賃に比べると負担が少なくすみます。
・自由に間取りや内装を変更できる
ライフステージの変化とともにリノベーションやリフォームが可能です。
自分の理想の家に住むことができます。
【持ち家のデメリット】
・初期費用
頭金の他に新築戸建てや中古の場合は販売価格の6~8%、新築マンションは3~5%が初期費用に必要と言われています。
内訳は、印紙税、保証料、融資手数料、登記免許税、司法書士手数料、火災保険、地震保険、仲介手数料などです。
・税金や維持費
固定資産税や都市計画税、メンテナンス費用、マンションの場合は修繕積立金がかかります。
・住み替えにくい
賃貸のようには簡単に引っ越すことは難しくなります。
そのためライフスタイルの変化により売却や賃貸をする場合は周辺環境や駅へのアクセスなどを考慮する必要があります。
持ち家なのか賃貸なのかそれぞれにメリット・デメリットがあります。
どっちが自分には向いているのかを考えてみましょう。
持ち家に向く人
・収入が安定している
・退職までに住宅ローンを完済できる
・貯蓄がある
・賃貸だと条件があわない(広さ、仕様など)
・独身の可能性がある
賃貸に向く人
・収入が不安定
・転勤などの可能性があり住む場所が一か所に定まらない
・借金を背負うのが負担に思う人
持ち家は、住宅ローンの完済後は自己資産になるため安心感があり、現金化や相続ができ
すが、賃貸はどんなに長く住んでも自己資産にはなりません。
しかし物件の価値は時間の経過とともに変化し、メンテナンス費や税金などがかかるの
資金が必要です。
賃貸は、キャッシュフローが安定していて、メンテナンス費なども負担がないので費用を
えることができます。
「持ち家なのか賃貸なのか」自分のライフスタイルや経済面にあわせてメリット・デメリ
トを考えて検討してみてはいかがでしょうか。
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