アパート経営をしている大家さんなら、誰もが直面するお悩みがあります。
それが「空室」です。
何か月も埋まらない空室は、大家さんたちの共通の頭痛の種であり、空室が長期化すればするほど、不動産経営は深刻な問題に発展します。
そこで今回は、成功している大家さんたちが実践する空室対策をご紹介します。
空室対策は、費用をかければ効果がでるものではありません。
無駄に費用をかけないためにも、まず原因をチェックしましょう。
設備のチェック
【今のニーズにあってない設備】
このような設備の場合は改善を検討することをおすすめします
□ 洗濯機置場が外にある
□ バランス釜
□ 和式トイレ
□ 火力が弱い電気コンロ
□ 収納がない
【標準的にあると良い設備】
□TVインターホン
□各部屋にエアコン
□物干し(室内干し)
□バストイレ別
□混合式水栓
□ウォシュレットトイレ
【付加価値があがる設備】
□宅配ボックス
□インターネット無料
□追い炊き付きのお風呂
間取りのチェック
□和室の部屋は人気がありません
□住みにくいバランスの悪い間取り(広い1R、細かく分かれすぎている間取りなど)
地域相場チェック
□賃料、礼金、敷金が地域相場より高い
管理会社・仲介会社の見直し
管理会社や仲介会者に原因がある場合があります。
客付け力の弱い管理会社、仲介会社では良い物件でも空室がうまりません。
募集条件の見直し
「ペット不可」「ルームシェア不可」「外国人不可」などの条件を見直しましょう。
条件を見直すだけで、募集の幅が広がり空室対策となります。
入居者の初期費用を減らす
家賃は一度下げると元に戻すのは難しくなるので、初期費用を見直しがおすすめです。
初期費用とは、「敷金・礼金」のことです。
家賃を下げる前に、敷金・礼金を減らす、ゼロに検討しましょう。
また「フリーレント」(入居から数ヶ月無料にする契約)もおすすめです。
掲載写真を増やす
近年のお部屋探しは「ネット検索」です。
そのため、古い写真は更新するなど、賃貸物件検索サイトの写真を増やし充実させましょう。
共用部の管理を見直す
内見時、入居希望者が確認するのはお部屋だけではありません。
エントランス、エレベーター、ゴミ捨て場、駐輪場などの共用部の管理が悪いと入居したいと思いません。
付加価値のある設備を追加
宅配ボックス、インターネット無料、追い炊き付きのお風呂など便利な設備が、入居の決め手になるケースもあります。
リフォーム・リノベーション
古いお部屋よりも新しいお部屋のほうが人気があります。
水まわりの交換リフォームを行ったり、3点ユニットバスをバストイレ別にするなど新たな価値を付加するためにリノベーションも有効です。
賃貸経営では、入居対策だけでなく退居対策も重要です。
退居の理由は、建物や設備の不満、共用部の掃除など管理への不満がほとんどです。
退居対策は同時に空室対策にもなります。
管理会社に全て任せるのではなく、定期的に物件のチェックを行いましょう。
入居者の不満を改善することができれば、長く住みたくなる物件にすることが可能になります。
長期入居してもらえる安定した賃貸経営を目指しましょう。
〒103-0004
東京都中央区東日本橋1-3-9 大内ビル1F/2F
TEL:0120-616-016 FAX:03-6667-0782